刑の執行/
石川和広
判決から刑が
執行される
間の
魔の
空白のイライラの
満喫の禁煙の
毎日が人のかたちを
して
日の光の下歩く
判決が何やかやは
鞄の中のメモにも
ないが
罪といわば全て罪
世に曰く
「人に迷惑かけねば自由にやっていいよ」
何をしても人の僕の
仕事は増えるから
自由に罪らいふ
おぶ
びゅーてぃふる
ひのもと
にほん
ごほん
どぼん
いつでも
いつまでも死んでいられる
ひのもとのくに
定食屋の扉をガラガラウドン屋は油まみれて誰かが眼を刺すよ
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