ときのはな/
玉兎
それぞれの じんせいには
そのとき きもちにさいた はなを
そだてて ゆくときが あるのだろう
ひつぜんでも ぐうぜんでも
ただ そこにある かんどうが
ぼくらを つきうごかして
まわる せかいは
かげだけを のばし
かげだけを ちぢめ
はなは じっと たいようを
みつめているのだろう
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