ハンプティ・ダンプティ/こういった
要らないなら
それで 良かった
軋む木造の床は
此処に僕以外の誰かが
居る事を教えてくれている
まだ音は止んでない
疑心、疑心、
欲しくなっても
もう 遅いよ
君が付けたライターの灯で
燃え上がる大勢は
喚声を上げて追いやるけど
ギシン ギシン
彼らは隠れ家に
生まれた その日に
怒りを覚えて
虚しさを忘れた
共感は狂気だね
解り合えると
それが全てになる
掻き鳴らすコードは
手元ばかりを気にして
ステージに立つ星屑
うずくまる良心が
火花を上げて
僕らを救うのに
良くも悪くも
コミュニケーション
僕らを貫く何かを教えて
批評家達のメスは
手紙を切り裂いて
流れる采配を飲み込む
隙間ばかりの世界に
心を任せないで
ねぇ
良くも悪くも
コミュニケーション
僕らを穿つ風穴を通って
ねぇ
良くないよ
悪くもないよ
ねぇよ
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