田舎の娘は 時代を知らない 誰よりも 愛されて 誰よりも 幸せな気持ち みんなに知ってもらいたかった 華やかな友達のお弁当 おにぎりと卵焼きの私のお弁当 お塩が効いていて苦かったっけ・・ ・ 砂浜の砂へ潜っていく素足 あたたかかった お家へ帰って 涙の跡が残ったまま眠っていた顔の前に もう一つの顔があった 寝言にならない寝言を言ってみようとした のに 目を覚ましてしまった まだ 電気は点いていなかった