汚れたスニーカー/清風三日月
 
今よりももっと
陽の当たる場所を
目指して歩いてみる。

しかし歩くそばから
夕闇が背後から迫り
焦った僕は思わず
駆け出すんだ。

陽はまた上り繰り返す
それを知った僕は
暗闇の中…
朝陽を待つ。

座り込んだ僕の
スニーカーに朝陽が
当たった時に
スニーカーが汚れたと
気付いた。

たしかに…
陽はまた上り繰り返す
でも座り込んじゃダメなんだ!

陽の当たる場所を求め
ひたすら歩こう。

結果ばかり求めないさ
他人の評価は気にしないさ

ただ汚れたスニーカーだけは
僕が歩き続けていることを
証明してくれるから。

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