新しい宇宙に/こういった
 

一人で生きてくのに慣れて
手の届く範囲の宇宙で笑う
誰だって見ていた景色の中で
自分だけ心を離していた

君の顔を覆う
ガラスの球形が遮る温度感
僕は空気
それさえ無関心


有りもしない星 眺めて
待っている空は何の色?
真昼の月が今日を燃やす匂い

大した事ない願いを
必死で叶えたい少女が
走り出した街外れの音


伝えるために空気になる
宇宙服 星を見てる 無関心



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