無病息災 生きている 追記/Tシャツ
 
駄目だ…って聞こえてくる。隣のアニキは寝言で、おくさ〜んって言ってる。屋上でぼんやりしていると、知らないおじさんが身の上話をしてくる。あんまり楽しくないけど、聞いてあげると満足する。一人になりたがる人もいる。一人になりたい時もある。看護婦さんは、本当はもう疲れて面倒になってるんだなって顔で分かるし、もちろんそうじゃな看護婦さんもいる。誰かが叫び声をあげたのも聞いた。ずっとお見舞いが来ない人もいた。ナースステーションで毎晩車椅子に座って泣いてるじいちゃんもいた。こんな色んな事があったり、見たりする度に僕は色んな気持ちを感じて考えた。この仲間は入院したことが無いんだなって思う。きっと社会的大人的な立場としては、あんなところいくとこじゃないな。とか、大したことなかった!って言うんだろうな。でも、どうしてもそれだけは言いたくない。だからずーっと う〜んって言っておいた。今でもう〜んだ。

 書き残した 言い残した 事はたくさんだけど。
 病院についてのエッセイ(エッセイなのかな?)これでかきません。
 駄文を読んでくれた人ありがとう!
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