非違られている(百万トンの光)/狩心
長さを求めているのではない
私たちは
時間の凝縮を 軍縮を 求めているのだ
我々は軍に守られ 軍に攻められて 死ぬものではない
支配は 自らの中においてのみ 充分だ
何かに恐れるのは社会でしかない そして権力は意味を成さない
なぜならば 我々の背負う幽閉は 先祖代々の屍累々満腹たらふく食った なのであるからして、
われの死 ひとつではない - ふたつでもない - みっつでもない
無限に続く 8の字のアホな繰り返しでもない - 実際、今朝未明、 近所の川が増水し、 氾濫した、
魚達は大地へ 歴史を投げ捨て
空の海へ、 地平線を追う、 円形のババァのジョイントへ
頭齧られて 胴体
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)