ストントタンス/
灰泥軽茶
ストントストント
タンスがストンと
山に捨てられている
ストントストント
タンスの口はひらきぱなし
のっそり木立の間にストント佇む空気
ストントストント
そこには暖かい家庭の記憶が詰まっている
鳥やリスやら小さな獣たちが
次々タンスの中へ入っていくと
ストントストント
ぎゅうぎゅうタンスは森の声で溢れだし
ちらほら芽がほら出てきたよ
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