Opus i <ffffff>/徐 悠史郎
 
いき………………

          あ、 なた  の

鳥、……………………
          受精、……………………
                     、……雨。

             視界の頂きに群れる鳥たちが
その様子を注視している
やがて囁き声で一羽が祈りを唱え
それを合図に鳥たちは一斉に浦をめざして飛び立つ
ただ一羽 最後の
盲いたものを残して。
 声

          「ただひとつの    (そのものは
           音を求めよ     (となえる
           風         (ひらいた目の口で
   
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