俳句2011 冬2/北大路京介
 
お互いの娘の墓に柿落葉

リストラをされたと言えず日向ぼこ

君の咳止まらないのが心配で

未成年けんちん汁で乾杯を

鴨川に八百万羽の都鳥

セーターをほどいたもので首くくる

チャージしたPASMOなくして寒稽古

夜回りへ拍子木持った変質者

もみの木にシャア専用のゲルググが

きっかけはマルキ・ド・サド忌調教師

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