信徒への手紙。/うわの空。
生まれたとき、
酸素を必要としたとき
か、ら
福音が響いている
アルコールが残る
月曜の朝、に
は、太陽が恋人だ、と
叫びたくなる
四つ目の角を、曲がってみたくなる
本日午後5時、
夕暮れの星を、証人に立てて
土から出来たものを糧とし
また土へ戻るための役立つ言葉を
いただこう
思い出、に伝えるよ
優しい歌
「目を、覚ましていなさい」
四つ目の角で、道を失う僕も
毎朝起きているでしょう
毎晩眠っているでしょう
だから、要る、と言って
そうして赦してよ
街中の子らを家へと帰す、あの、ベルも
本当は迷いながらも
子らに温かい糧を導く
福音、のひとつ
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