さよならパリ??高塚謙太郎とボードレール/葉leaf
 
み」を連結することにより、その媒介項としての「母の構造的・機械的側面」を生み出し、それが「母」「仕組み」と重なり合って和音を形成するのである。
 そして、今見たとおり、「母の仕組み」というイメージは、そのイメージ内部で不連続性を内包している。「母」と「仕組み」は「構造的・機械的側面」により媒介されなければいけないほど不連続なのである。
 さて、これらのイメージ間やイメージ内部での不連続性によりメロディーや和音が形成されているわけだが、高塚においてメロディーや和音は決して心地よいものではない。それは、(1)列挙の不連続性の程度が大きいこと、(2)イメージ内部でもすでに分裂が起きていて構成要素がそ
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