うたうパラボラ/6
永滝神社を見て、道の駅横の白山資料館に入る。三馬場の説明や民具の展示もあったが、金森藩の一揆についての展示が一番良かった。直訴状を差し出して土下座する農民と、それを睨みつけて切り捨てようとする武士の人形があって、それをみているときが一番おもしろかった。世の中は最初から最後まで理不尽さ、ひどさの連続であって、カンブリア紀にアノマロカリスがオパビニアを捕食していた時代から江戸時代、そして現代にまで連綿と圧政と迫害は続き、未来永劫まで苦役は消えないという、
世の中の先行きを江戸時代の一揆を通じて再確認した。
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