呼び合った/
森の猫
あなたが悪いのよ
あなたが悪いのよ
ベッドに投げ出した身体は重く
やる気もなくイライラした私は
彼の胸をげんこつで
ドンドン叩いて叫んだ
あの人のことを忘れられないのは
あなたが!
彼は反撃もしない
無視を決めこんでいる
モラハラだよ
また
吐き出す
喧嘩にもならない
寂しい
この思いの頂点にあの日があった
だから?
いや違う
たとえ戯れであっても
魂がふれあったから
私とあの人の魂が。
呼び合ったんだ
きっと
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