【エール】/つむじまがり
　
私たちの救いとは何か？
共感か、賛辞か、批判か、自己満足か？

私たちは何を求めているというのか？
世間の目か、玄人の目か、仲間の目か、自己満足か？

私たちのゴールは何処にあるのか？
具象化か、抽象化か、崇高か、自己満足か？

私たちの弱点は何処にあるのか？
マジョリティか、マイノリティか、才能か、やはり自己満足か？

私たちの敵はどこにあるのか？
他者か、自己か、はたまた自己の中に作り上げた他者なのか？


自己満足は罪なり哉？


まず自己を満足させられないような物など底の浅いプールである

しかし 自己のみを対象とした物は臭気が強いだけで効用のない温泉である


私たちの捧げる供物の対象は、ただ一つ「美」に他ならない

美しいと感じるかどうかは、経験ではなく、知識でもなく、言わんや自己満足と言う「気分」でもない


それは「無意識」であるかどうかである


曰く
己の直感に疑いを差し挟んではならぬ


君は、
君の作品は  十分美しい

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