ネイビーさん/こういった
 

曖昧なイエスで

暗闇に入る毎日
三角形の窓の上
立ち上る煙 振り撒いて

徘徊する夜の街へ

毒された雲の相槌
散々な昨日に向かって
振り降ろす魔神の溜め息

妙に暖かい灯りが
内側からか
外側からか 探る作業を続けている


振り回されたい

あの子が そう言って笑って


守られてみたい

そう言って泣いてた


見えない手で
夜を押しやって
最後まで残るネイビー

その青は君の青で


満たされてみたい

あの子は そんな日を待って


僕に告げずに泣いてしまった


薄まった時間は夜を飛び越えて
最後まで残るネイビー

その青は僕の青だ

もしくは僕自身で、さ


泣いて笑って

ネイビーさん




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