ありがとう/吉岡ペペロ
 

たとき

池の煌めきが彼女の友人の言葉となって哀しく広がった

○○ちゃんは弱いところがあるから、男なしじゃ生きてはゆけないのよ、

友人の言葉が煌めき俺の胸を焦がした

でもね、○○さんといるとき、○○ちゃん、今まででいちばん安らいで見える、

友人は俺の一瞬の落胆を見てそう言った

あのラフからアイアンで、あんだけ飛ばすなんて、ナイスショットですよ、

そう声をかけてきた男も俺の落胆を見抜いたのだろう

ありがとう、あの時も俺は彼女の友人にそう返した
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