帰路/菜穂
 
夜風が冷たく包む
誰かの悲しみと哀愁をさらった風は
私の心を吹き刺す

いくつもの思いは
私のココロと解け合い
人の温もり感じてた

忙しく過ぎ去った
それぞれの生活
小さな幸せ

皆眠りについた
花も土も

漂うのは様々な記憶
温かな気配
誰かの吐息


帰ろう
誰かの待つ場所へ

探そう
私が私でいられる場所を


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