現代口語短歌習作六首/攝津正
 
僕はただ君のことだけ想うから君も僕のことだけ見てて
逞しい君の体を想うたび僕はほっぺた赤らめている
君の腕筋肉ついて堅いから触れたときには安心できる
僕はただ君の心が欲しいから君の眼差し常に気にする
君はただ三十五歳の男の子僕はネコです恥ずかしいけど
タチネコを論じることも意味なくて愛があるならそれでいいのさ


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