パウルス・ポッター/m.qyi
いる。
あなたが牛であるように私は滑り台のように長い舞台の俳優として立っている。舞台は、変えられないがあなたの処まで行けば牧草であり、あなたは振り向きもせず草を食むがその先は教会の塔が見える町の先の地平線だ。それは私事とは言えない。
私のことであるというのなら、あなたの、少なくともあなたの時代のことでもあるだろう。
あなたは、それに対して何をしたのか?何もしなかった!(失敬、正直に仕えただけだった。若死にだった。)
だから、それは私の私事とは言えないと言うのだ。
ここで私は舞台に立っている。台詞は、変えられない。が、それだけの事でもある。少しの差もなくそれがそれだけである
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