八百屋の息吹/
灰泥軽茶
深呼吸する緑の葉っぱたちは囁く
ほとばしる生命、咀嚼しろ
艶やかに見惚れる果実たちは囁く
弾ける生命、咀嚼しろ
八百屋の親父は最後の仕上げに
ふうっと息を吹きかけ
八百万の神たちを宿らせる
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