マイクテスト/空中分解
結局のところ純粋さってやつは
いちばん惨めでいちばん滑稽なんだよ
君がそれを否定しても
すぐに誰かが証明しちゃうんだから
たとえば遠くに見えてる明かりが
ぼくのお気に入りのやつだとしても
うまく隠して、ついでに戯けてみせるにきまってる
両目をふさいで
雨の中での嘘は
死んだ時の空は
ポケットに手を突っ込んで歩いてたとして
それはきっと寒かった日の出来事だとして
気の滅入るような雑音が
街に意識を薄れさした理由があるなら
灰色が途方にくれ
厄介な青に好かれ
厚手の紙が売り切
どこまでも薄めたコーラのように
壁に描かれた卑猥な言葉のように
不純を内包してるのさ
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