詩/
ぎよ
海は海胆の汗であるような朝
飛翔する磁石の精液が女の膝を削る
なぜなら雨の棺の中で太陽は折檻された砂であるから
玉虫がパンの眼を愛撫すると
僕の涙は羽毛に覆われた流線型の鏡になる
愛の形は瀑布に失われた
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