朝/
まんぼう2
長い時間を
かけて
傷つき
破壊された肉体が
捻じ曲げられ
かしいで
柔らかな樹木となり
夏の
窓の外の
埃の浮かぶ
光の中を
静謐に往く
浮き草を揺らし
水霊のように
ゆらりと
通り過ぎてゆく
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