こときり/
合耕
雪に埋まった制服を
毎日 少しずつ動かす
ようやく思い出した血管に
意識が移るときも
裏側だけ光るから
私まで見えないだろう
コートから降り
残ったようなまつ毛が
偶然 同じだった
茶色く染められた泡立ちが引いていく
また
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