ぼやけ、ぼやけ、ぼやけ。。。。。僕の今の批評観/石川和広
 
ぼやき。
ぼやき。
みんなで復唱しましょう。
なぜか?

要は、というか要することはできないがとりあえず
ぼやきを「批評」という言葉に置きかえると、批評の楽しさとつまらなさの判定は
かなり可能である。
日常、ぼくは、例えば、ぼやいている。
介護保険料が20歳から支払いになりそうだ。
いやだなあ、で、終わる人は終わる。
新聞に投稿して、制度的な正論の中に意見として収める人もいる
飲み屋で愚痴る。
もう60になる親父に、うらやましいなあというと喧嘩になる
ここまでは、かつて床屋政談と呼ばれていた。
ここまでは、日常文脈に回収される、ここから、議論を始めれば
もしかしたら
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