ひとりぼっち/アヤメ
ぼっち 今みんなの怒りを抱えてる
大人になりたかったこどものころ
もう朝が来るころには夜が怖いに違いない
月の表も太陽の光からもずっと離れた
わたしはひとりぼっち 今みんなの恐れを抱えてる
夢と枕の間で 主人公が行ったり来たり
それがわたしだなんて きっと誰も気づかない
いつもどこでもどんなときも 誰からも見えることのない
小さい子供も年老いた人にも 知らんぷりされる
わたしはひとりぼっち 今みんなの苦しみ抱えてる
わたしはひとりぼっち
もう他の誰にもわからない絵
わたしはついにひとりぼっち
もう神様も忘れかけてる 黙示の最後の一ページ
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