ライオン/itukamitaniji
 
ライオン

静かに目を閉じて まぶたの裏側に
今日も君が居たことを 確かめる
それはとても 優しいひとりぼっちの楽園
そしてまた目を開けて 荒野の真ん中を歩く

強気だって言われ続けてるけど そんなことはない
君を思う時の僕は ぶるぶる震える猫みたいに

叫び出したい気持ちがあるのに 出来っこないんだって
決め付けてまた最初から 思いはまた堂々巡り
そうしてまた闇に紛れて 月に向かって一人吼えた
だけどそれにやはり声は無くて 伝えたい事はただ


心の隅っこの 微かな記憶をなぞって
君の笑顔を 何度も思い出そうとする
だけどうまく描けず すぐに消えてしまった

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