運命の悪戯/
菜穂
人生なんて
偶然と気まぐれでできている
人間は愛と欲望
運命は 神の悪戯とため息
複雑にしているのは人間なんだ
眼を凝らしてみれば
単純な線描写の世界が
広がっているだけなのかもしれない
色を付けていくのは自分自身
惑わされずに
己の色で染めていけるはず
目の前に広がる光と闇を
この手で描きながら
悪戯な視線を胸に
また明日を生きて行こう
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