道端/
つみき
道端に 血溜りがある
猫の仔でも轢かれたのか
血溜りがある
街灯が ぽつぽつと灯る
さびしい通りに 風が吹く
ふと 生臭く感じて
しばらく息を止めていると
虚しいような
申し訳ないような
こころが 疼いてしまって
そこで起きた
悲劇の程度など 関係なく
どうしても
遣る瀬なくなってしまった
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