羅列/
つみき
(鈍色のニキビが気味悪いきみのビキニ/胸の谷間に宗教性を感じる/低気圧の随に彷徨う亡骸を救えば吸殻/戯言を睦まじく詰る間柄に豪雨/砂利道を慎ましく辿る先は賽の河原/幾何学模様に引篭もる愛の裏腹/「全てはわたしから始まっているのです」/稚拙で懸命な羅列/密室に光明が破裂)
裏庭に埋めた
切れ端とも呼べない残骸
使い古した言葉が
意味を失うのを待っている
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