四季/
小川 葉
こうあるべきだと
おもっても
からだはおもうように
なってくれない
かりものの
このからだには
いでんしがやどっている
こうあるべきだと
おもっても
いでんしはなにもおもわない
いでんしに
しはいされたまま
わたしたちは
このからだのなかにある
しきにしたがうだけ
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