奇数/つみき
 

奇数は孤独でした

時々 胎児を宿す夢を見ました
(目覚める度に 酷く失望して)

奇数は孤独でした

時々 身体が欠ける夢を見ました
(目覚める度に 劣等感に襲われて)

奇数は孤独でした

(偶数の博愛精神の根源には 平等の二文字しかないと知って)


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