改訂 いっそう星となって/天野茂典
してこうした殺生を続けるよりは
いっそう星となって夜空に輝いていよう といのだ
ぼくは打たれた 考えもしなかった食べることへの難問を
突きつけられて ぼくはそれこそ拒食症になるのでは
ないかと思った 夜鷹がかわいそうだった
ぼくはぼくで 自分のことをそれでなくてもずっと
醜い人間だと思っていたので シンクロしたのだ
ぼくはいままで何の疑いもなしに うまいものを
食べてきた 賢治とであってぼくは
食べるのに苦労した 夜鷹が眼に浮かぶのだ
生徒と一緒に考えた 食べるってどういうことだと
生徒も一緒に考えた 結論はでなかった
食物連
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