光の気配/
菜穂
木漏れ日に手を当てれば
あなたの顔が浮かんで消えた
手の隙間からこぼれ落ちた光は
あなたの気配を感じさせる
眩しくて目を細めれば
あなたの香りがした・・・
夢で逢おうか
同じ空を見ようか
地平線の果てで
二人並ぶ影を見ようか
光差し込むその場所で
心を奏でよう
道行く先には
必ずあなたが居るのよ
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