午後のこーひーのんでみる/天野茂典
ないか
村野四郎はいちねんじゅう
詩のことばかりかんがえていたらしい
ザハリヒカイトのあのおやじだ
そんなことできるもんか
にんげんなんかやめちゃいたい
すべてがなにしろどうでもいいのだ
たまらなくなって
ぼくはバイクで鼻毛ハサミをかってきた
つまらないやつほど鼻毛がのびるのだ
鼻毛だらけの女の子にしつぼうしたことがあった
かおをあげるとはなのあながまっくろなのだ
教えてあげたくても相手は女性だし
ぼくだってふぁすなーあけっぱなしのときがあるので
ひとのことをあれこれいえたぎりじゃない
なんだかだ
かいてるうちに
ひがななめに
ふかくさしこんできた
ゆうぐれの
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