命の囁き/
菜穂
自分の存在など
消えてなくなろうとも
時は流れ
何事もなかったかのように
慌ただしい それぞれの日常が
繰り返されていく
闇に紛れて鳴く虫たちも
片隅にひっそり咲く
名も無き小さな花も
ただひたすらに
自分の使命を果たすため
命を生きている
私も命尽きるまで
ただひたすら生きよう
ただひたすらに・・・
命燃え尽きるまで
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