裂け目から/yozo
団から這い出る感じでいけばいい
謳い続ける夢はひとりでに溶けて滲んでいく
タイミングを計るのは
誰よりも見ていて欲しいからじゃないのかと思う
「恥ずかしがる必要はないけれど
いつまでも同じ形の物が無いことは覚えていて」
君は静かに笑ってたように思う
どうしようもなく
ただただ煌々と輝く細いそのひとすじに
そこをくぐり抜けた記憶が
瞬間の闇と先に見えた光が
これから起こるかもしれない奇跡としてなのか
伝説として語り継がれた不確かな記録のようにある
手をかざすと熱くて涙がでる
声が出ないよう必死に唇を覆う
ポエニク@ゴルより
タイトル素晴らし感謝
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