秋/
朧月
秋になったのに
秋を受け入れられなくて
半袖の腕を
抱きしめて立っている
もうそこに
真っ白な季節をみてしまい
ゆれる木々の
変化すらみていない
まだこない季節でばかり
過ごしているせいで
肝心なものなんにも
知らずにまた流される
私をちゃんとみて
それはだれのつぶやき?
小さなちいさな一歩でしか
だれも進んでないのに
私をちゃんとみて
心が叫んでる
また一枚葉っぱが揺れた
私のように
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