ようこそ、バードランドへ/subaru★
 
ようこそ、バードランドへ
螺旋階段をネジのように
巻いて巻いて降りると
忘れていたオルゴールが軽快よく鳴り出した

休まる音色が耳に割り込んで
握りしめてた拳が 段々と緩やかに開いて
掌の顔が笑っていた

不夜城 眠りを知らない宴
光 吸い込まれていく時間旅行
此処は二十四時間営業

時刻表は肌掛けに仕舞って
身を任せよう 水のように 
方向幕が真っ白なんて気にしない

知らないほうが
なんだか幸せ
分からないほうが
なんだか痛快

ここはバードランド
不可思議な世界へようこそ
ここはバードランド
不可思議な空間へようこそ

ハスキーボイスのカ
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