無病息災 生きている 大人編 3/Tシャツ
大人になってその時思ってたことを正直に書くって結構恥ずかしいのね
私の肩にインターフェロンが打ち込まれる。筋肉注射は痛い。打ったのは朝九時で、夕方には熱が39度を記録して、今年の夏は40度越えたっけかななんてぶるぶるふるえる。私のプリティなお尻に不本意ながらも座薬を打ち込むと、あっという間に熱が下がる。夜中にロビーに行くと、偶然に隣のベットの30代後半のアニキに出くわす。アニキは俺は相場の世界できったはったの仕事をしてきたけど、まさか俺が切られるとは!ってニヤッとする。私もつられてニヤってする。アニキは病院内で色んな人と話して色んな情報を得ている。でも病人の話なんて病気の話ばっかり。私は
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)