君という名の旗/itukamitaniji
 
血まみれになってく心に 何度も何度も突き刺した
その痛みだけが 記憶なんだって思ってたんだ



生きる理由なんてものは 何処かで落っことしてしまった
それって死ねばいいのにって 宣告されたってことなのかな
そう誰かが呟いた いやそれはきっと違うと思うよ
理由が無くなっても止まらない 人生と言う名の旅は続くんだ

その旅の果てに 何が見つかるのか分からないけど

世界に忘れられたくないよ 僕はここに居るよって
何度も旗を突き刺した 存在を誰かに見せつけるみたいに
固い地面を打ち砕くように 何度も何度も突き刺した
何だか泣きたくなった 空高く掲げた旗を揺らす風は


あの頃の君が巻き起こした風だ
いつか愛したあの人の髪を揺らした風だ
君がいつか辿り着く未来から吹く風だ

そして今の君を繋ぎ合わせて 共にはためく君の旗
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