僕は僕の目でしか見ることは出来ないけど/あらら
ことが僕たちがこれまで見てきたどんなものよりも今僕たちの瞳の中に在るものと同じように僕たちがここにいることが確かなのだからそれ以上に確かなものなどありはしない朝を迎えることが出来るから僕たちにはそれが分かるだからだからもうこれ以上は要らない海よりも山よりも空よりも春よりも夏よりも秋よりも冬よりもこの星にあるどんなものより確かなのだからもうこれ以上ほかには何も要らないもう何も要らない僕たちがここにこうしていることの他には僕たちにはもう何も要らない
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