海のスケッチ/あすくれかおす
も開幕って騒いで
かいまくって/あさって/
いるのが漁師ではなくて
名瀬かどうか
わからないままでいると
伸ばした
かみさまが束になる
振りほどいて
とかして、
会話/くったくなくて騒いで、
しおさいになって、
ざざんと
別れる、
さよならって、
声はいつも、
届けるわけでもなしにする
*
があどれえる/ゆるゆると続いて
きたみちのとおりに帰ってみても
そこは、いつも別の時間だった
なぜが、ざざんといつも問う海から
たくさんの糸がたちのぼり
(かいとうして/tips)
ふってくる、
(地図でいえばこのあたりなんだけど、/taps)
目的地は、
目的を上乗せしながらいつも去り
針は、
わたいらと、
子どもたちと、
ざざんと、
つめたくなっていく海と、
すべてが
かさなっていく
一枚の影を、
夜通し、
縫っている
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