大切な夢/朧月
 
私がもっと器用だったら
こんなに星をみることもなかっただろう

私がもっと素早かったら
こんなに花をみることもなかっただろう

電車にのって窓をみる
どんよりした空をみる
ふと目があう子供のさらりとした髪をみる

いっぽって感覚が大事です
自分で歩きます
たとえだれかと速度が違っても
明日まで歩きます

夢はいつまでも遠くに
伸びてゆくけれども
私のいっぽが長く長く続けば
いつのまにか
たどりつくそれも夢です


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