大切な夢/
朧月
私がもっと器用だったら
こんなに星をみることもなかっただろう
私がもっと素早かったら
こんなに花をみることもなかっただろう
電車にのって窓をみる
どんよりした空をみる
ふと目があう子供のさらりとした髪をみる
いっぽって感覚が大事です
自分で歩きます
たとえだれかと速度が違っても
明日まで歩きます
夢はいつまでも遠くに
伸びてゆくけれども
私のいっぽが長く長く続けば
いつのまにか
たどりつくそれも夢です
戻る
編
削
Point
(1)