サル/itukamitaniji
ら 頑張り過ぎだって責められて
じゃあどう生きたら 褒められるというのさ？
戦いたくもないのに 知らない武器を担がされて
戦場に運ばれる まだ赤ん坊の兵隊達
敵すら知らされぬまま 誰かを傷つけなければならないなら
銃口を自ら 額に当てて死んでやるのさ
ナンバーワンじゃなくって オンリーワンになれだって
それが流行りの 教育方針なんだってさ
みんながみんな目指した挙げ句 もう席はいっぱいで
何処にも行けないもの同士 争って本末転倒
平等なことは 生きているってことなんかじゃなく
いつか死ぬってことなんだ それは特別じゃない
それまでを意志とするか 辛抱とするかは
君次第なんだって お構い無しに時間は過ぎてゆくけど
誰でもそう 君も僕も存在するってだけで
唯一無二なんだって 他に何を欲しいって言う？
結局何にも手にできずに 期待するから失望するのさ
それでも期待して 何度も何度も明日を繋ぐ
さぁさぁご覧 世にも珍しいしゃべる猿だよ
ってのはどれだ 鏡を見ろよお前だお前
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