いつのまにか/
草野春心
君にむけて
風のなかで
話したいことは
いつのまにか
感じすぎて
日々のなかで
忘れたいことも
いつのまにか
今、
星のひかりは
白い溝をきざみ
ゆるやかに夜空へとどく
そんなふうに
気づかれてゆくならさ
愛しあうこともいつか、
いつのまにか
戻る
編
削
Point
(2)