換気扇は回るよ、あの日の風車のように/はだいろ
 
スのヘルプの女とも、
20分は付き合わなければならない。

そして、
やっぱり、3店目の、1ばんめで、
今回も、当たりに出くわした。
なんて、ハレの気分にさせてくれる、
美少女か。
たっぷりと、大好きなディープキスを、
脳天がしびれてとろけるようなのを、
堪能した・・・
と言いたいけれど、
人気者なので、すぐに他の客のとこに行ってしまう。
でも、アドレスは教えてもらったので、
楽しかったよと入れたら、
色濃く覚えてるよ、と返信が来た。
で、どうなるわけでもないけれど。


職場のトイレの換気扇をいくら回しても、
妙な臭いが消えない。
けっきょく、空気の問題なのだろう。
空気が変わらないのなら、
どうして、いつまでも、そこにいる必要があるのだろう。
外は地獄だと言うけれど、
もしもその空が青いのならば、
ぼくは冒険していけるのではないだろうか。
42歳の厄年に、
そう思うのである。








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