罪状/小川 葉
 


いきていることが
つみなのだと
ちちはいった

おまえさえ
いきのこればよいのだと
ぶきような
ちちがははにいった

わたしもちちににて
ぶきようだった
にもかかわらず

ははだけを
わたしはあいした
ちちがあいしきれなかった
さみしさをうめるため


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